こんにちは、けいしんです。
バスケがうまくなるためには考えながら練習することがかなり大事で上達スピードが段違いに変わってきます。
シュートの練習をするときにもただ闇雲に練習するよりしっかりとどんなシュートを目指していくのかを常に意識しながら練習していきましょう。
バスケにおいてシュートの重要度ってかなり高いですよね?
極端な話、どこからでもシュートが入るならドリブルスキルなどもあまり必要ないですし、最近のNBAを観ていてもどのポジションの選手でも広いシュートレンジが求められる流れがあります。
つまり、シュートの確立をあげることこそが最も大切なスキルだと僕は考えていますし、とても価値があるものだと思います。
なによりシュート練習って1番楽しくないですか?
入るようになればなおさらだと思います。僕がシューターだったからそう思うのかも。
じゃあ、いったいどんなシュートを目指していけばいいの!?
今回は理想のシュートについて僕個人の経験も踏まえて改めて考えてみようと思います。
理想のシュートとは?
まず質問なんですが、理想のシュートについて考えてみたことってありますか?
かっこいいシュートフォームについては考えた事はあるかと思いますが、理想のシュートって・・・。
「入ればなんでもよくない?」って考えてないですか?
実際に僕もその一人でかっこいいシュートフォームばかりを学生時代は追い求めていました。
例としてシュートが上手いとされるNBA選手を挙げると・・・
- ステフィン・カリーやデイミアン・リラードのような遠くからでも決めることができるシュート
- マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントのような打点の高いシュート
- クレイ・トンプソンやレイ・アレンのようなほとんどの人が見てきれいだと思うシュート
など様々なシュートの形がありますが、おそらく自分の好きな選手のフォームまたはかっこいいと思うフォームを真似していると思います。
正直、かっこいいシュートフォームでなおかつ入るシュートが一番だとは思います。
そのフォームが自分の身体にぴったし合っている場合はOKなんですけど、そうじゃない場合は非常に効率が悪いです。
自分の身体にアジャストするまでより多くの練習が必要になってきますし、思うようにシュートが入らなければ途中で挫折してしまう可能性もありますよね。
じゃあ一体どういうシュートを自分の理想とするとするのがいいのか?
これはあくまでも理想になるんですけど、100%入るシュートだと思っています。笑
これ結構本気で思っています!
NBA選手の入る人でも3P成功率でいうと50%いかないくらいなのに100%入るシュートって・・
ただ、そのシュートに近づける努力をすることで成功率が上がってくることは間違いないと思います。
僕自身、現役バリバリの時よりも今のほうがその意識で練習した結果、確実にシュート成功率はあがっています。
理想に近づけるために
理想に近づけるためには考えるだけではなくて当たり前ですが実践も大事です。
考えながら練習していきましょう。
僕の場合だと2本連続では絶対に外さないという意識で練習しています。
ここから100%入るためにできることを考えていきます。
- 最小限の力でシュートを打つ
- 自分の身体に合ったシュートフォーム
- ひたすら練習
細かく見ていくともっとありますが、特に大事になってくるのって3つかなって思います。
この3つって実は結構繋がっていて、最小限の力でって要はスムーズなモーションでって事です。
スムーズなモーションで打てるって事は自分の身体に合っているというわけです。
まず考えるのが1モーションと2モーションどっちの方がいいかです。
僕個人としては1モーションの方がいいと思っています。
理由は1モーションの方が身体の使い方で見ると圧倒的に効率がいいからです。
2モーションはその名のとおり、途中で一度流れを止めて溜めて打つのでかなり筋肉を使うんですよね。
その点1モーションだと流れを切らずに打てるので軽く、しかも飛距離も出せるようになるので3Pが届かないで悩んでいる人は1モーションにすると世界が変わると思います。
それくらい違いがあるんですよね、ホントに。
そして、あとはひたすら練習です。笑
練習の目的はフォームが合っているかを確かめるためと、そのフォームを固めるために必要です。
最終的には無意識で毎回同じフォームで打てる事がゴールです。
練習を重ねるとさらにスムーズで力をあまり必要としないで打てるようになります。
最初は特に1本1本丁寧にフォームを確認しながら打ってください。
何故かというと練習段階で適当にバラバラなフォームで打っていると、自分のシュートフォームが固まらず、入っていた時の自分のフォームが分からないので、スランプに陥った時に軌道修正が難しくなってきます。
最初のうちが最も重要で自分の身体に合っている正しいフォームでずっと練習するのと、それとは違うフォームで練習するのとでは全く違う結果が後々現れてきます。
なので、自分のフォームを質も量もどっちも意識して固めていきましょう。
最小限の力でシュートが打てるということは体力消費が少なく済むので、無限にというわけにはいかないですが同じフォームで何度も打つことができます。
体力がなくなるとフォームが崩れたりして100%入ることからは遠ざかってしまいます。
また軽い力で打つことができるのでボールコントロールにより意識を向けることもできます。
ダーツをやったことがある人は聞いたことがあるかもしれませんが、紙飛行機を投げるように送りだすイメージで投げるとよいとされています。
つまり、力を入れないで脱力しているほうが正確性が増すんです。
今までの話を参考に、ぜひ飛距離と正確性を兼ね備えた理想のシュートを手に入れましょう。
ブロックにされないためにどうする?
ブロックされるのってめちゃくちゃ嫌じゃないですか?
なんかドヤ顔されて負けた気がするし・・・
でもブロックされないためにできることってあるのでしょうか?
ちょっと考えてみましょう。
- セットの位置を高くする
- 高くジャンプする
- クイックリリース
他にもタイミングをずらすとか考えられると思うんですけど、ジャブステップとかヘジテーションとかも絡んでくるので一旦この3つを見ていきましょう。
セットの位置を高くする
セットの位置を高くするということはせっかく使える腕の関節の力をできるだけ伸ばすことになります。
伸びきった状態からではうま使うことができず、より筋力が必要となってくるので最小限の力で打つことには適さないです。
これができるレブロンは本当にすごいと思います。
セット位置を高くすると必然的に2モーションになります。
このフォームで3Pも狙いたいのであればめちゃくちゃ上腕三頭筋を鍛えましょう。笑
それと根本的に自分より身長が高くてジャンプ力のある選手のブロックからは、いくら高い位置にセットしたところでブロックに阻まれてしまいます。
高くジャンプする
これも自分より身長があって身体能力の高い選手には通用しません。
また高くジャンプするには一般的にはひざを曲げ、地面を思いっきり蹴ることで高くジャンプします。
これは下半身の筋肉が必要となってくるので最小限の力で打つということには適しません。
すごく疲れますし。
クイックモーションで打つ
これは1モーションじゃないと少し厳しいかもしれません。
モーションを速くするには身体の動きを素早くする、すなわち瞬発力が求められると考えがちですが、実はモーションって身体を効率的に使えば速くすることが可能なんです。
さらに無駄な力が入っていないため身体への負担も減り、最小限の力でという条件にも合っています。
それに予備動作が少ないのでタイミングもずらせてしまいますし、いくら身体能力の塊みたいな選手でもブロックできる範囲に来る前に打ってしまえばブロックすることは不可能です。
結論としては、小さな選手でもブロックされないためにはクイックモーションで打つということになります。
しかもこのクイックモーションは理想のシュートのところで書いたフォームの何の妨げにもならないのでまさにピッタリなんです。
また、これはおまけなんですけどボールミートからそのままシュートを狙う時は、貰う瞬間に1、2のタイミングじゃなくて、両足を同時着地で1のタイミングでリングに身体を向けるようにするとさらに速いシュートになります。
シュートフォームは自分自身で創るべき
僕は学生時代によくNBA選手のシュートフォームを真似してたんですけど、それでめちゃくちゃ入るようになったことってないんですよね~。
むしろフォームが崩れて全然入らなくなりました。
ブロックはされにくかったんですけど。
当時はレイ・アレン選手のシュートフォームが綺麗でカッコイイと思ってよく練習中に真似してました。
でもこれってあたりまえっちゃあたりまえなんですけど、僕たちはそれぞれ体型も違えば骨格も違うし筋力だって全く違うんで、仮に同じフォームで打てたとしてもシュートの確立がグンと上がることってないわけです。
そもそも全く同じフォームにはならなくて微妙に違ってますし。
このことを勘違いしている人って意外と多いと思います。
全員に合うシュートフォームはないので、真似をすることは悪くはないのですが、そこから自分に合うフォームに昇華させていきましょう。
迷った時はこのフォームは自分にとってスムーズに打てているかを見ていくといいです。
まとめ
理想のシュートについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
クイックモーションでいうところの本当の速さって、実はスムーズさを突き詰めることだったりします。
スムーズに打てるということは身体を効率よく動かしていることとイコールなので「無駄な力を使っていない」すなわち最小限の力で打つシュートということになります。
自分のシュートはスムーズかどうかで考えると理想のシュートに近づくキッカケになると思います。
今回は考え方の部分でしたが、意識して練習するのと意識しないで練習するのとでは成長速度が大きく違ってきます。
次からの練習から少しずつでも意識してシュートをどんどん上達させていきましょう。